バルデナフィルは、レビトラの名称で知られるED治療薬の有効成分です。シルデナフィルやタダラフィルと同じPDE5阻害薬に分類されます。「食事の影響を受けにくい」と紹介されることが多い薬ですが、添付文書では、食事の条件によって影響の程度が変わることが示されています。この記事では国内承認薬の添付文書を基準に、作用と食事との関係、用法・用量の考え方を整理します。
バルデナフィルの作用
バルデナフィルは、PDE5という酵素の働きを抑えて陰茎の血管が広がりやすい状態をつくり、性的刺激があったときの勃起を助けます。性的刺激がなくても自動的に勃起させる薬ではなく、性欲を高める薬でもありません。また、EDの背景にある病気そのものを治す薬でもありません。EDには生活習慣病などが関わっていることもあるため、受診してその点を確認してもらうことにも意味があります。
食事との関係
PMDAに掲載されているバルデナフィルの添付文書情報では、食事の条件によって影響の程度が変わることが示されています。そのため、「食事の影響を受けない」「すぐに効く」と言い切ることはできません。普段の食事の時間帯や内容と、服用を予定している場面との関係は、処方を受けるときに伝えておきましょう。そうすれば、医師や薬剤師から具体的な説明を受けやすくなります。シルデナフィルやタダラフィルとの違いはED薬3成分の違いで、食事・飲酒との関係はED薬と食事・飲酒の関係で解説しています。
用法・用量の考え方
用法・用量や服用間隔は添付文書で定められており、医師が年齢や肝機能などを踏まえて判断します。効き方が期待と違うと感じた場合は、まず処方医に相談しましょう。服用した時間帯や食事の状況を伝えると、服用方法を改めて説明してもらったり、処方の見直しを検討してもらったりしやすくなります。
使用前に確認したいこと
バルデナフィルは、硝酸剤・NO供与剤(ニトログリセリンなど)やリオシグアトとの併用が禁忌です。血圧が下がりすぎるおそれがあるためです。ここに挙げたのは代表例で、成分固有の禁忌や併用注意は添付文書に記載されています。心臓や血管の病気、血圧の状態によっては、使えない場合や、性行為そのものが体の負担になる場合があります。持病と、服用中の薬・サプリメントはすべて医師・薬剤師に伝えてください。
主な副作用には頭痛やほてりなどがあります。次のようなときは、速やかに医療機関を受診してください。
- 急に見えにくくなる、聞こえにくくなるといった視覚や聴覚の異常があるとき
- 胸の痛みがあるとき
- 勃起が4時間以上続くとき
バルデナフィルを含む海外製品を個人輸入した場合、国内承認薬とは品質・有効性・安全性の確認のされ方が異なり、医薬品副作用被害救済制度の対象にもなりません。自分で使う目的でも成分や数量に制限があり、他人への販売や譲渡はできません(厚生労働省)。制度の詳細は個人輸入のルールで解説しています。
個人輸入代行の事業者が公開している調達や成分鑑定の説明は、対象範囲が事業者ごとに異なります。各社の説明はアイドラッグストアーとオオサカ堂の品質管理ガイドで個別に整理しています。ただし、こうした情報は国内承認の代わりにはならず、その薬が自分に合うかどうかの判断にも代わるものではありません。
よくある質問
食事との関係は、どのように確認すればよいですか?
添付文書の食事の影響に関する記載は、PMDAのウェブサイトで確認できます。ただ、自分の生活にどう当てはまるかは、記載を読むだけでは判断しにくいものです。普段の食事の時間帯や内容を処方時に伝え、医師・薬剤師から説明を受けてください。
レビトラという名前の薬は今も処方されていますか?
先発品の供給状況は変わることがあります。医療機関が扱っているのが先発品かジェネリックかも、時期や施設によって異なります。受診先の医療機関で確認してください。
まとめ
バルデナフィルは、性的刺激があるときに勃起を助けるPDE5阻害薬です。食事の条件によって影響の程度が変わるため、「食事の影響を受けない薬」と考えず、添付文書と処方時の説明で確かめることが大切です。相談のときは、持病、使っている薬、普段の食事の時間帯を整理しておきましょう。以前に服用したことがあれば、そのときの状況も伝えると話が進みやすくなります。






