鶏刺しを食べてカタピロパクターになりました。
それ以来、「腸活」や「お腹の健康」には人一倍気を使っているつもりなんですが、昨夜トイレで気を失いかけました。
排便中に眼の前が真っ暗になったり、めまいがしたり、気を失ったことがある方いませんか?
その症状「血管迷走神経反射」が原因かもしれません。
腸炎?ストレス?「血管迷走神経反射性失神」の体験談
食中毒になってから半年ぐらい経ちますが、食中毒の下痢から腸炎になってしまい、下痢性腸炎の薬を飲みながら下痢と便秘を繰り返しています。
それ以来、排便中に血の気が引いて、脂汗(冷や汗)が吹き出し、座っているのも辛くなり、下からも上からもリバース・・・ということが時々起きるようになりました。
昨夜も食後になんだか気分が悪くなり、トイレに駆け込むと下痢かと思いきや出ない。
でもやっぱり気分が悪いので念のためトイレに行って座っていると、貧血のような症状が出て、座っていても具合が悪くて失神しそう・・・という状況になりました。
「血管迷走神経反射」の原因は”ストレス”
「迷走神経」は副交感神経に含まれるもので、心身を鎮静状態に導く自律神経のひとつです。
交感神経とは異なり、リラックスしているときには「副交感神経が優位」など、よく耳にしますよね。
本来心身を穏やかにする働きをするはずの副交感神経の働きが、精神的、肉体的に強いストレスがかかったときに活発になり、その結果「血管迷走神経反射」を引き起こすそうです。
失神してしまう場合も自律神経のバランスが崩れ、血圧や脈拍が急激に変化することで、脳への血液量が低下し、意識を保てなくなり失神してしまいます。
精神的なストレスやうつ病はもちろん、注射や怪我の痛み、恐怖体験、冷たいプール、立ち上がった瞬間や激しい運動をした後も「精神的ストレス」「身体的ストレス」がかかっている状態になっています。
「血管迷走神経反射」の症状と対処法
何度か経験しているので、症状が出ても焦らないようになってきましたが「血管迷走神経反射」には前兆があります。
失神の前兆として最初に血の気が引くような感じがして、その後に顔面蒼白や発汗、吐き気、腹部不快感、強い不安などが起きます。失神にまで至らず前兆のみの場合も多いです。
まさにこの通りで、貧血のような症状が出てきたな・・・と思ったらすぐに、血の気が引き、脂汗と吐き気がやってきます。
「血管迷走神経反射」の症状が現れた場合は、すぐにしゃがみ込むか横になり、症状が収まるまで安静にするようにしてください。可能な場合はクッションを使って足元を高くし、脳に送られる血流量を増やすと症状が改善する場合が多いそうです。
また、失神や気絶、症状が収まっても具合が悪いなど、他の病気の可能性もあります。
症状が重い場合は、緊急外来を受診するなどお医者さんを受診してください。
なめちゃいけない「血管迷走神経反射」
いつ起きるかわからない「血管迷走神経反射」ですが、まずは便秘にならないような食生活、ストレスには専門医の診察や、疲労には十分な休息をとるなど、普段の生活からできることを行いましょう。
また、いざ血管迷走神経反射性失神が起きると、自分ではどうにもできない状況になってしまいます。
「家族のトイレがあまりにも長い」「様子がおかしい」など、意識を失っている場合もあるかもしれないので、もし発見した場合は、安静にするよう手を差し伸べていただけると幸いです。(誰目線)
健康第一!